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トランスミッション(TRANSMISSION)

複数のギヤを組み合わせることによりエンジン回転を変速させて車輪に伝えるための機器。エンジンの回転数を段階的に変速して伝える働きを持つため、変速機と呼ばれる。変速の度合いを表す数値を変速比(ギヤレシオ)といい、噛み合うエンジン側のギヤの歯数と車輪側のギヤの歯数の比で表される。例えばエンジン側のギヤが3回転するとき車輪側のギヤが1回転する組み合わせであれば変速比は3.0となる。変速比が大きければ大きいほど車輪側のトルク(回転する力)は大きくなり、回転数は小さくなる。静止状態からの加速には特にトルクが必要になるため、変速比の一番大きいギヤで発進するのが普通である。ギヤの組み合わせは普通5段?7段あり、変速比の大きい順に1速、2速、3速・・・という呼び方をする。段数は車種によって異なるが上位カテゴリになるほど段数が増える傾向にある。この段数の違いはエンジンのトルク特性に左右され、高出力なエンジンほどパワーの出る回転域(パワーバンド)が狭いため変速段数を多くすることで頻繁に変速してエンジンの回転数がパワーバンドから外れないように保つ必要があるためである。トランスミッションはエンジンの回転エネルギーを走行条件に応じて効率良く車輪に伝達するためのものであり、ギヤの噛み合わせをドライバーがシフトレバーもしくはパドルを操作して変えることにより、その時の状況に合った変速比で走行することが出来る。

トランスミッション(TRANSMISSION)